エリアトピック
私の転職成功談~加賀祐樹さんの場合~
エリアトピック
公開:2025.04.17
更新:2025.04.17

総合病院から特別養護老人ホームへの転職を成功させた加賀祐樹さん。 |
---|
「こんな働き方もあるんだ」──知人の紹介で出会った、新しい看護のかたち
大学病院の急性期病棟で働きはじめて8年。
30代に入った頃から、ふとした時に「このままでいいのかな」と思うようになりました。
夜勤明けの体の重さ、慌ただしい勤務の中でふり返る余裕もないまま流れていく日々。
もちろん、患者さんの命に関わる現場での緊張感ややりがいは大きかったけれど、
心のどこかで「もっと人とちゃんと関わりたい」という気持ちが強くなっていったんです。
そんな時、学生時代の友人に「うちの施設、見に来てみない?」と声をかけられました。
彼が働いていたのは、特別養護老人ホーム。
正直、それまで介護施設での看護にはあまり興味がなかったし、仕事内容もよく知らなかった。
でも、なんとなく気になって見学だけ行ってみることに。
そりゃあもう驚きました。
忙しさはあっても、そこにはちゃんと“生活”があったんです。
入居者さん一人ひとりと名前で呼び合い、世間話をして、日々の体調を気にかける。
医療行為は最低限。でも、寄り添う看護がある。
「看護って、こういうかたちもあるんだ」そう思えた瞬間でした。
その後、紹介を通してスムーズに面接へ。
経験を活かせることや、男性職員が少ないこともあって、すぐに内定をいただきました。
今は日勤中心で、夜勤は月に数回。家族との時間もできて、体調も気持ちもずっと安定しています。
転職を通して、看護師としての働き方にはもっといろんな選択肢があるんだと実感しました。
もしあの時、知人が声をかけてくれなかったら、きっと今も不安を抱えたまま働き続けていたかもしれません。
周りには転職失敗したという人も結構多いんですがそういう人に話を聞くと
エージェントとかを使って転職をしたり、実情を知らないで転職して、いざ入ってみたら…という失敗がほとんどだなと思います。
キャリソルでいうならクチコミをちゃんと見て、実情を知ってから行くのが成功の秘訣だと思います。
私の場合は友人という一番わかりやすいクチコミがあったのがよかったです(笑
「看護師=病院勤務」という固定観念があるかもしれませんが、
自分に合った働き方や環境は、きっとどこかにあると思います。
気になったら、まずは話を聞きに行くだけでもいい。
あの日、そうして一歩踏み出して本当によかったと思っています。