お役立ち情報

履歴書・職務経歴書

お役立ち情報

履歴書を書こう!

履歴書・職務経歴書

公開:2025.04.03

更新:2025.04.06

転職すると決めたら、まず準備をしましょう!

応募後に待つのは書類選考です。

良い印象を残せるように、まずここでは基本的な履歴書の作り方をご紹介します。

【履歴書の様式の選び方】

これ、という決まった様式はありません。

どんな履歴書を使えばいいのか迷ってしまったら、厚生労働省が出している様式を使用しましょう。新たな履歴書の様式例の作成について

職務経歴欄が多かったり、志望動機が大きかったり…

色々な様式がありますので、自分の書きやすいところが大きく、書きにくいところが小さい様式を使うのがおすすめです。

【履歴書は手書きとパソコンどちらがいいか】

手書きかパソコンかはどちらでも大丈夫です。

手書きの方が相手に人柄が伝わりやすいですが、パソコンだと最低限のパソコン操作はできる証明にもなります。

小さく古い病院(施設)で面接官がご年配の方の場合は手書きの方が好まれる傾向にあります。

しかし、文字に自信がない・時間がない方はパソコンで作っても、それが原因で印象が悪くなることはありません。

自宅にプリンターがない、もしくはA3が印刷できない場合はコンビニでプリントしましょう。

自宅で印刷出来る普通紙より、少し厚めの良い紙で印刷される為、基本はコンビニでの印刷をオススメします。

手書きの場合

・メリット

人柄や応募意欲が伝わりやすい

文字が綺麗だと仕事が出来るととらえる人もいる

・デメリット

一つ間違えると全て書き直し

字が雑だと印象が悪くなる

※手書きするときの注意点

・必ず黒のボールペンで記入すること。

鉛筆、シャープペンシル、消えるボールペンで書くのはNGです。

消えるボールペンは摩擦や熱で消えてしまう為、面接官の手元に着たときにはかすれて読めなくなっている場合があります。

インクをこすってしまったり、にじんでしまう事も注意しましょう。


・間違えたら書き直す

修正テープや二重線で修正するのはNGです。

鉛筆で下書きする方もいますが、鉛筆を消す際に清書したペン字がにじんでしまったり、跡が残って汚くなることがあるのでオススメはしません。自信が無ければ一枚見本を書いて、それを見ながら書きましょう。

パソコンの場合

・メリット

最低限パソコン操作が出来る証明になる

志望動機等一部変えれば使いまわしが出来るので楽

間違えたらそこだけ修正出来る

・デメリット

使いまわしがバレると評価が下がる

年齢層が高い面接官だと手書きの方を評価する方も一定数いる

自宅プリンターでA3で印刷できず、A42枚だと違和感を持たれる場合もある

パソコンで作った時、証明写真は?

証明写真に関しては一緒にデータ化して履歴書と一緒に印刷しても良いですし、履歴書印刷後に、写真だけ撮影したものを手で貼り付けても良いです。

貼り付ける場合は剥がれないように気を付けましょう。

【履歴書の見本・書き方】

全体的に文字の大きさ、余白、文字の始まり部分などを揃えると整って見やすくなります。

【項目別見本・書き方】

〇基本情報

①日付

・西暦でも和暦でも良いです。ただ提出書類一式全てどちらかに統一しましょう。

・ポスト投函日、もしくは持参する日を記載しましょう。

・和暦を省略して書くのは禁止。「R」ではなく「令和」と書きましょう。

・令和(平成)1年は「元年」と書くのが正解です。

②名前

・「フリガナ」→名前のフリガナはカタカナで書く

・「ふりがな」→名前のフリガナはひらがなで書く(画像のはこちら)

・名前はできるだけ丁寧に、大きすぎず、小さすぎない大きさで記入

③生年月日

・西暦和暦どちらでも構わないですが、①にて使った方にて記載しましょう

④住所

・「丁目・番地」でも「〇-〇-」でもどっちでも良いですが「丁目・番地」だと丁寧な印象を与えます。

・マンション名が入りきらない場合は2行にして問題ありません。

・必ずマンション名は正式名称を書きましょう。

・住所のふりがなは数字の手前の所まで書きましょう。


➄写真

・自撮りでも構わないですが、撮影機を使った方が綺麗に撮れます。

・必ず白シャツにジャケットを着た服装で撮影する事。

・歯を見せずに軽く口角を上げて微笑む事(真顔より笑顔の方が印象良◎)

・写真は修正しても問題ありません。しかし、あくまで軽い修正のみ!

(顔色を明るくする程度)

 実物と写真があんまりにもかけ離れているとかえって印象が悪くなります

⑥電話

・緊急時に連絡が入る可能性がありますので、電話番号は必ず記載しましょう。

・固定電話と携帯電話二つある場合は両方書いてもいいですが、基本は携帯のみで良いです。

・「0」と「6」等間違いやすい数字は丁寧に分かりやすく大きめに記載しましょう。

⑦連絡先

・何かしら事情があり、一時的に別のところに滞在している時は記載しましょう


〇学歴・職歴欄

①年月

・日付や生年月日に合わせて西暦か和暦にしましょう

・2010「年」や3「月」などは書いても良いですが、数字だけでも問題ありません。

②学歴

・まず真ん中に「学歴」と記載しましょう

・小・中は記載せず、高校卒業から記載しましょう

・学校の名前は省略せず正しく書きましょう

・学校名の後、一文字開けて「入学・卒業」を記載します

③職歴

・学歴の次に一行開けて、真ん中に「職歴」と書きます

・病院(施設名)は正式名称を書きます

・診療科や部署も正式名称で記載します

・退職は「一身上の都合により退職」と書きます

・在職中の場合は業務内容の下に「現在に至る」と記載

・退職日が決まっている場合は「現在に至る」の後に(〇年〇月〇日退職予定)と記載

・希望入社日があれば続いて〇年〇月〇日より就業可能)と記載して

・最後に一行開けて「以上」と右下に記載します

〇免許・資格欄


・正式な資格名称を記載します。

・記載の前には募集要項を確認しましょう。

(募集要項に記載がある必須資格を保有していないとかえって印象が悪くなります。必須資格に届かない場合は「来年受験予定」などアピールしておきましょう)

・取得年は西暦か和暦か履歴書全体のほかの欄と統一して記載しましょう

・書ききれない場合は面接先と親和性が高いものを中心に記載しましょう

・あまりにも面接先と関係のない資格の場合は書かなくても良いですが、取得難易度が高いものや国家資格は記載した方が良いです。

・何も資格を持っていない場合は「特になし」と記載し、書き忘れではないことがわかるようにしましょう

・趣味やスポーツでの段などの資格はここではなく、趣味特技として記載した方が良いです


〇志望動機欄

ここではアレコレ書くと長くなってしまいます。

基本的には学生でない限りは志望動機を簡潔に書きます。

①同じ職種にチャレンジする場合

・これまで何をやってきたのか

・経験した仕事の中で得意な事、力を入れたこと等強み

・志望する企業独自の強み、惹かれたところ

・経験を踏まえて役に立てる、貢献できる事

以上を順に1~2行程度ずつにまとめて記載すると良いです。

②別の職種にチャレンジする場合

・これまで何をやってきたのか

・なぜ希望職種をやりたいと思ったのか

・志望する企業独自の強み、惹かれたところ

・今まで学んできたことの中で活かせる、貢献できる事

以上を順に1~2行程度ずつにまとめて記載すると良いです。

詳しい志望動機の書き方ついて

※趣味特技欄が別にあった場合

基本的には本当の特技や趣味を書きます。

誇張するとばれた時に困りますので、そのまま書いて問題ありません。

ここではあなたの人柄を見ています。

場合によっては面接官と話が盛り上がったり、印象を残すこともあります。

自己PRや仕事につながるようなものがあると特に良いです。

・趣味と特技の違い

「趣味」はあくまで楽しむもの。「特技」は突出した技量があるもの。

例えば、「趣味のテニス」であれば、近くのコートを借りて友達と月に2-3回打ち合っている、「特技のテニス」であれば、アマチュアの大会で3位になった、といった形です。

ただ本人が楽しむためだけに行うのであれば「趣味」

競技として競ったり大会に出て成績を残したりしているのであれば「特技」

混同しがちですが、間違えないように意識しましょう


記載NGな趣味・特技

ギャンブル系

パチンコ・競馬・競輪

不摂生系

飲酒・タバコ・大食い

犯罪想起系

エアガン・サバイバルゲーム

他にもゲームはマイナスな印象を与えがちなので書かない方が良いです。

今でこそEスポーツ等盛んになってきましたが、上の年代の方にはあまりよく思われない場合があります。

コミュニケーション能力がないのではないか、体力がないのではないかと懸念されることが多いため避けた方が無難です。

趣味特技記載例

まず「趣味は○○です」「特技は○○です」と結論を書きましょう。

そのあとに説明(どのくらいの回数行っているのか、いつから続けているのか等)を記載します。

スポーツ系の趣味・特技では体力があるアピールになり、他にも協調性や計画性のアピールができる場でもあります。

趣味①

趣味は野球です。

中学生から野球部でした。今でも月に2回、友達と予定を合わせて草野球をやっています。

趣味②

趣味は登山です。

毎月、どこの山に行くのか計画を立て、登山しています。行った先で友達を作り、その友達と次に一緒に登山するのを楽しんでいます。

特技①

特技は英会話です。

大学時代はオーストラリアに1年間留学しており、TOEICは850点です。

特技②

特技はピアノです。

学生時代ではコンクールにて金賞を取ったこともあり、今でもストレス発散のため週に1~2回欠かさず弾いています。

趣味・特技がない場合

何も書いていないと強みがない人と思われてしまします。趣味特技があると、自分でストレス発散できる人=ストレス耐性が高い人とイメージされます。

提出する履歴書のフォーマットが決まっている場合は出来れば何かしら書いた方がいいですが、何もない場合は特技欄がないものを使うと良いです。




〇本人希望記入欄

基本的には「貴院(貴社)の規定に従います。」 と書きます。

複数職種を募集している企業へ提出する場合は「希望職種」を記載

基本的にはどうしても譲れない条件、その条件でないと働くことができない特別な事情を記載します。

入社可能日を記載することも良いですが、入社日に関しては面接の際にも話すことになるため記載しなくても問題ありません。

※ここに自己PRなどを記載するのは厳禁です。

まとめ

履歴書にはこの書式を使わないといけないという決まりはありません。

自分の経歴に合わせて、職歴が多いなら職歴欄を、志望動機をアピールしたいなら志望動機欄が広い書式を使いましょう。

また伝えるのが難しいことや書きたくないことがあるのならなるべく該当の欄が少ない、あるいはないものを使い、全体の8割が記入されているようにしましょう。