転職前の基礎知識
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転職サイトと転職エージェントの違い
転職前の基礎知識
公開:2025.04.03
更新:2025.04.06
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転職しようとなったら、多くの方は求人サイトを使うと思います。
そんな求人サイトにも実は2種類のものがあります。
内定率に変わりはありませんが、どちらもメリット・デメリットがあります。
ここでは2つの違いについてご紹介します。
転職サイトと転職エージェントってどう違うの?
端的に言えば2つの違いは、求職者と求人掲載企業の間に人が入るか否かです。
「転職サイト」とは
企業が求人を載せ、それを見た求職者が応募するといった掲示板型のサイト。
求人条件自体が掲載されているため、自由に閲覧・比較検討することができます。
気になる企業があれば、自分の好きなタイミングで自由に応募することもできます。
企業側は「求人を載せるときにお金がかかるもの」と「応募した求職者が採用されたとき」にお金がかかるものがあります。企業側からすると間に人を挟まない分、圧倒的にお金がかかりません。
〇メリット
自分のタイミングで進めることができる
じっくりと希望に合う求人を吟味できる
企業側の負担が少ない
●デメリット
面接日設定など管理を自分でやらないといけない
書類作成や交渉を行うのも自分
「転職エージェント」とは
求人掲載企業と求職者の間にエージェントが入り、応募から日程調節、書類チェック等サポートを行う対人型のもの。まずエージェントと面談を行い、希望を伝えたうえで求人が紹介されます。企業側は求人登録時と求職者が採用された際にお金がかかる仕組みになります。
〇メリット
書類作成などを相談しながら進められる
自分で探さなくても勝手に求人が送られてくる
応募管理などはお任せ
●デメリット
希望に沿わない求人が来る場合がある
すべての求人が見られない場合がある
応募がせかされる
電話対応が何度も必要になる
企業の負担が大きい
結局どっちがいいの?
どちらも内定率に変わりはありません。
極論を言えば、どちらかを使っても、あるいは両方使っても良いです。
しかし、エージェントを使う最大のメリットは「求人の選定」となります。
例えば、一言で「事務」になりたいと希望しても
「営業事務」「人事」「経理」「労務」「医療事務」などのように多種多様な事務があります。
そういった場合、どの求人が一番希望に沿うのかを選定してくれるのがエージェントになります。
そのため、明確に希望先が決まってない場合はエージェントがお勧めです。
一方で、「看護師で夜勤がないクリニックにいきたい」「介護士として老人ホームに行きたい」など明確に希望先が決まっている場合は自分で絞り込むことができるため、希望の中で自由に探せる転職サイトのほうがお勧めになります。
転職を失敗する理由

転職エージェントを選ぶ理由が
「よくわからないから専門のアドバイザーに全部任せたい」
「めんどくさいからすべてお任せしたい」
ということであればお勧めできません。
完璧に希望を反映した求人を紹介してくれる可能性が著しく低いからです。
仕事は人生に大きくかかわるものになりますので、できる限り他人任せにしてはいけません。
転職エージェントを利用した方からは「なかなか求人紹介してくれない」「希望に沿わない求人を紹介された」「良い求人を紹介してもらえなかった」という不満をよく耳にします。
これは必ずしも「エージェントが悪い」というわけでなく、様々な要因があります。
理由 |
---|
①エージェントと話す時間がない |
②エージェントに希望が伝わっていない |
③求職者の希望に沿うものがなかった |
④エージェントとの相性が悪い |
⑤エージェントに経験がない |
⑥悪質なエージェントだった |
理由① エージェントと話す時間がない
求職者側が忙しい場合によくあるパターンです。
エージェントを利用する場合は必ず電話、もしくは対面やオンラインにて30分~1時間ほどキャリアアドバイザーと呼ばれる担当者と面談が必須となります。ここで求職者の希望やスキルの確認などを行います。
逆に言えば、面談の時間が取れないと話が進まない、ということになります。
「夜勤明けで寝たいのに電話が来た」「仕事中に大量の着信が残っている」という不満が生まれてしまう原因でもあります。
理由②エージェントに希望が伝わっていない
エージェントとは初めましての関係になるため、うまくニュアンスが伝わらなかったり、エージェントが良かれと思ってやったことが逆効果になることもあります。また、エージェントは医療福祉業界出身者でないことがほとんどなため、業界自体への認識の齟齬で起こることもあります。
理由③求職者の希望に沿うものがなかった
求職者が保有するスキルや経歴に対して希望が高い、もしくは多かったために紹介できる求人がない場合です。
こういった場合でも、エージェントは担当したら就職してもらえないと自身の成績になりえないため、何とか就職してもらおうと希望に沿わない求人だとしても送ってきます。
(※場合によっては手間をかける価値無しと音信不通になることも)
理由④エージェントとの相性が悪い
一番連絡を取り合うことになりますので、相性が悪い場合はストレスを感じてしまうことがあります。
どちらが悪い、といったわけではないケースもありますが、中には横柄な態度をとってきたり、希望を聞く姿勢を持たない担当者もいます。
理由⑤エージェントに経験がない
エージェントは「キャリアアドバイザー」という仕事になります。
これは何か資格が必要なものではなく、人材会社に入社すれば誰でもなれるものになります。
そのため、自分の担当が「新入社員」の可能性も大いにあります。新入社員が悪いわけではないですが、上記でも述べたように医療福祉業界への理解がなく、うまく希望が伝わらなかったり、誤った求人を紹介してくることもあります。
理由⑥悪質なエージェントだった
エージェントの中には求職者の希望をなるべく聞いて良い転職をかなえようと奮闘する方もいらっしゃいます。
しかし、一定数「悪質」と呼ばれるエージェントが存在するのも事実です。
どこでもいいので求職者を就職させ、報酬を受け取る。不満が出ても半年は我慢させ、半年が過ぎて早期退職の違約金が発生しなくなれば新たなところへ転職させてまた報酬を受け取る…これを繰り返すエージェントもいるため要注意です。
悪質エージェントには気を付けて!!
現在人材業界は売り手市場と言われ、マーケットは広がっております。
そんな中、年々悪質な転職エージェントは増えており、消費者センターへ通報が相次いでいる企業もあります。
悪質なエージェントが横行するのには転職エージェントに対して抱かれているイメージに誤解が生じているというのが大きな理由となります。
誤解①本当に求職者に合う求人を紹介するわけではない!
上述したようにエージェントは求職者が採用されて初めて報酬が入ります。
そしてエージェントにはノルマがあります。
そのため、いかに早く内定を取らせるかということが重要になります。
求職者の希望に合う求人を紹介するより、求職者を早く採用しそうな企業の求人を紹介します。
そして、「希望とずれている」と訴えたとしても「練習だから」「数こなせば面接になれてくるから」と面接をするよう促されるケースをよく耳にします。あるいは、内定が取れた際に企業とエージェントに内定承諾を急かされた結果、「条件に合わないところがあるが悪くはなさそう」「他受けても次受かるかわからないから」「転職活動たいへんだから」と促されて入社してしまう方が一定数います。
また、すぐ内定承諾しなかったとしても別のところの内定がもらえなかった場合、無職になるよりもあきらめてそこに入社してしまう方がほとんどです。
採用されるとエージェントは一般的に求職者の年収の30~35%ほどの報酬が得られます。
しかし、3~6ヶ月以内に退職してしまうと違約金を支払わなくてはいけないため、その間は転職されないようにフォロー体制を敷いていることが多いです。
そして半年後に転職者が不満をこぼした場合、再度転職を勧めます。
そうすることで、再度転職先から報酬を得ることが可能ですから、エージェントとしては半年後に再度転職してくれた方が都合がよいのです。
こういったところから、短期の転職を繰り返すような状況に陥っているケースがあり、求職者だけでなく、人員不足で困っている企業側、その企業に勤める人も困ってしまうという悪循環が生まれています。
現に厚生労働省からはこういった悪質な職業紹介に対して注意喚起のリーフレットが配られております。
誤解②シークレット求人は魅力的ではない
どこにも求人情報が載っておらず、エージェントを通すことで初めて情報を得られる、いわゆる「シークレット求人」と呼ばれるものがあります。大体は非常に魅力的であるかのように記載されますが、実際はそうでもありません。
シークレット求人には、企業側が極秘プロジェクトの求人のため、競争会社に知られないため…などの理由がありますが、それだけではないのです。
エージェントからして一番損をするのは「エージェントで得た求人情報」をもとに「企業のHP」から直接応募されることです。
シークレット求人となると求人を公表していないため、応募するためには必ずエージェントを通さないといけません。エージェントからすると紹介損をすることがないのです。
理由③エージェントに頼ればすべて解決するわけではない
もちろんあなたに親身になってくれる良いエージェントもいるでしょう。
しかし、自分のノルマのために悪いところを隠した求人を見せて転職させるエージェントがいるのも事実です。
エージェントの質自体にもかなりばらつきがあります。
転職エージェントには特に資格が必要なわけでもなければ、大半が医療・介護業界は未経験です。
何かサポートを求めても業界への知識がなく適切なアドバイスをもらえないことも多くあります。
極端な話、先週まではアパレルショップで働いていた方が転職してあなたの担当エージェントになっている可能性だってあり得るのです。
エージェントは勉強・練習としてあなたを転職させようとしますが、人生がかかっている転職で失敗しましたとなるとごめんなさいでは済みません。
またスキルが少なかったり、業種未経験、希望にマッチする求人がない
いわゆる「うまみの少ない求職者」となると、忙しい中で面談を繰り返したにも関わらず連絡がなくなってフェードアウト…なんてこともあります。
「時間がない」「電話したくない」「希望がはっきりしている」「多数の求人からゆっくり自由に選びたい」
というように時間や選択に縛られたくないという方には「転職サイト」がお勧めとなります。
キャリソルはどうなの?
キャリソルは「転職サイト」になります。
登録したらいきなり電話がかかってくるなんてことはありません。
転職を急かされることもなければ、時間制限もありません。
決意していなくとも「転職しようかな…」と頭の片隅で思ったらぜひ登録してゆっくり求人をのぞいてみてください。良さそうな求人があれば面接を受けてみれば良いですし、希望に沿うものがなければ少し転職を待つのも良いでしょう。
気になる企業がいれば、応募しなくとも口コミを見てみるのも良いでしょう。
実際に働いている人、働いていた人が職場に何を感じていたのかを知ることができます。
キャリソルでは医療・介護業界出身者が編集者におり、実際に編集者がインタビュー等で職場を見学してリアルな声をお届けします。
「口コミっていいことしか書いてないんでしょ?」
そんなことはありません!
キャリソルの口コミ機能ではいいことも悪いことも記載していただきます。
そして、その声は現在働いている人・もしくは働いていた人とその企業の「真実」を知る人のみに記載し、編集者がチェックします(もちろん誰が書いたかは匿名となっています)。
「紹介料」なんてありません
たまに聞くのは「応募先企業に負担が増えるから、求人サイトからではなく、わざわざ企業のHPに行って応募している」ということ。
これは採用した分の紹介料をとる求人サイトになります。
キャリソルでは何人採用しようと、俗にいう「紹介料」をもらうわけではありません。
企業側の「Aさん、Bさんともに素晴らしいから両方採用したいけど、紹介料が高いから一人しか雇えない…」
転職者側の「この病院に入りたいけど、紹介料がかかってしまうからわざわざHPから申し込みし直さなきゃ…」
ということにならないように、何人雇おうとも採用による報酬はありません!!
さぁ、良い転職をかなえましょう!
働く人の「真実」を知って、企業と転職者のミスマッチをなくし、不幸な転職をなくしたい。
いつ転職しても
どんな転職をしても
あなたの理想が叶うなら、それは最良の転職です。
こちらからお電話をかけて急かすようなことはありません。
忙しい中求人を急いで選んでは失敗のもとです
自分のペースでじっくり選んで、最高の転職を叶えましょう。