面接対策
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面接での話し方~よくある質問集~
面接対策
公開:2025.04.03
更新:2025.04.06

面接の話し方でも一部ご紹介しましたが、他に良く聞かれる質問の受け答えの例文をご紹介します。聞かれそうなことを押さえておいて、自信を持って面接に挑みましょう!
目次
1、看護師を目指したきっかけは何ですか?2、成功した体験/失敗した体験を教えてください3、ブランクの理由は?4、希望と違う部署に配属された場合はどうしますか?5、休日の過ごし方は?6、他院との選考状況は?7、もし弊社が不採用だった場合どうしますか?8、結婚や出産、体調について9、介護の仕事を選んだ理由は何ですか?10、目標やキャリアプランはありますか?11、あなたが仕事をする上で大切にしていることはありますか12、まとめ看護師を目指したきっかけは何ですか?
目指そうと思ったきっかけを素直に話しましょう。
自分の体験や憧れた人について話すと良いです。高収入や安定性が理由である方は多くいますが、それを素直に話してしまうと印象が良くないため、その際はより自己分析を行い、看護師になって役立つ自分の強みや志望理由がないか探してみましょう。
<例> 私は小さい頃に足を骨折して入院したことがあるのですが、初めて親と離れて寂しくて心細かった中、看護師の方が毎日優しく接してくれたので安心して過ごすことができました。リハビリもなかなかうまくいかずに落ち込むこともありましたが、気さくに声をかけて励ましてくださったおかげで元気に退院することができました。 その時から「自分もあの人みたいな優しい看護師になりたい」と思い、看護師を志すようになりました。 |
成功した体験/失敗した体験を教えてください
体験は成功も失敗も嘘はつかず、誇張せず、あったことを話すようにしましょう。
この質問に対しては体験を通して何を学んだかを伝えることが重要です。
ただし、患者様の命にかかわるような重大な失敗は伝えない方が良いでしょう。
【成功体験】 <例> 成功したと思っているのは、業務効率を向上させたことです。忙しさによるコミュニケーション不足が否めず、情報が共有にミスが発生したり、タスク漏れが起きたり、トラブルが起きることもありました。ちょうどマネジメント職に就いたこともあり、新人教育をする立場にもなったことから、報連相の徹底と積極的にアドバイスや悩み相談に応じ、チーム内の信頼関係を築くことに注力しました。先頭に立ってチームワークを築く姿勢を見せることによって、後輩たちも主体性をもって動くようになり、結果的に作業効率が上がり、残業時間の短縮にもつながりました。 |
【失敗体験】≒インシデント経験 <例> 失敗してしまったのは忙しさのあまり患者さんへのコミュニケーションが少なくなっており、体調の変化に気づくことができませんでした。結果として患者さんの状態が悪化してしまい、幸いすぐ処置できたので、すぐ回復されましたが、このことは私の判断力の欠如と不注意による失敗でした。同じような失敗を繰り返さないように、どんなに忙しくても患者さんへのこまめな声掛けを忘れず、同時に患者さんからも不調の際にすぐに声かけてもらえるように密にコミュニケーションをとるように心がけております。 |
※インシデント経験は?と聞かれることもあります。
インシデントはヒヤリハット事例とも呼ばれます。
失敗がしてしまった、もしくは失敗しかけたが、結果として患者さんに影響がなく、事故が起きる一歩手前の状態で終わったことを指します。同じくそこから何を学んだのか、どう次に生かしていくのかを話します。
ブランクの理由は?
ここも下手に嘘ついたりせず素直に答えるようにしましょう。
嘘をついたり、ごまかしたりすると後々トラブルになることがあります。
理由 | 例 |
---|---|
出産 | 内科病棟に5年務めておりましたが、出産・育児のため3年ほど現場を離れておりました。今回実家に近くに引っ越してまいりまして、子供も保育園に入り、周りからサポートしてもらえる体制が整ったので復職を希望しております。 |
介護 | 両親の介護のため2年前に6年務めたクリニックを退職しました。少し前に両親が施設に入居し、介護がなくなったため復職を決意しました。介護の際に身体介護の資格を取得したので看護師としてはブランクがありますが、十分お役に立てると思います。 |
病気 | 看護師として8年働いておりましたが、昨年に(病名)に罹患し、治療のため退職いたしました。療養の甲斐もあり、体調の心配もなくなりましたので、復職を決意しました。 |
転職前に退職し、転職活動中 | 前職で長時間勤務が重なり体調を崩してしまったので、退職し療養しておりました。現在は療養の結果、主治医からも復職して問題ないと診断され、健康状態に問題なくなったため、転職活動を行っております。 |
希望と違う部署に配属された場合はどうしますか?
そこに配属されないなら入らないくらいの気持ちがあるなら伝えた方が良いですが、そうでないのであれば違っても頑張るとポジティブに伝えましょう。
<例> 「内科が一番の希望ですが、他の診療科になったとしても看護師としてのスキルアップにつながると思いますので、精一杯頑張らせていただきます」 |
休日の過ごし方は?
ここではストレス耐性やプライベートの切り分けができる人か、どんな人柄なのかを見ています。
趣味や特技をすでに答えているなら、それに反しないことを答えましょう。
なるべくポジティブな言い方をするのがベストです。
<例>
✖ | 「特にやることもないので買い出し行ったら引きこもってゲームしています」 |
〇 | 「できるだけ体を休めたいので家でゆっくりしつつ、家事をこなしています」 |
他院との選考状況は?
まずは他院を受けているか、どういった状況なのかをしっかり答えましょう。
ごまかしたり、志望理由などをグダグダ話してしまうと、印象が悪くなります。
しかし、御院一択です!と受かりたいがために嘘をつくとトラブルのもとになります。
素直に現在の状況を伝え、そのうえでここが第一志望であると答えると印象が良くなります。
この質問では志望度合い、転職活動の軸、今後のスケジュールの把握、場合によっては他からの評価を探られています。
<例>
【単願志望だった場合】 「他に選考を受けている企業はありません。これからエントリーも重ねて行っていこうと考えておりますが、御院で働きたいと強く希望しておりましたので、もし内定いただけましたら転職活動は終了する予定です。」 |
【併願志望だった場合】 「現在三つの病院の選考を受けております。一つは内定をいただいておりますが、私は御院が第一志望ですので待っていただいている状況です。」 |
もし弊社が不採用だった場合どうしますか?
志望度合いの高さを見られている場合が多いです。
<例> 「もし不採用だった場合は、不採用の理由をお伺いいたしまして、自分の足りないところを振り返ります。その後、いただいたアドバイスをもとに資格取得や経験を積み重ねるなどさらなる自己研鑽に努めます。」 |
結婚や出産、体調について
本来は聞いてはいけない質問ですが、今後も長く働いてくれそうかどうか、何か配慮が必要かどうかを測るために聞かれることがあります。抵抗がある方ははっきり答えなくても良いので、ポジティブにぼかして答えましょう。
<例> 「今現在予定はありませんが、将来的にはいずれ子供はほしいと思っています。しかし、周りのサポートも受けつつ仕事は続けたいと考えております」 |
介護の仕事を選んだ理由は何ですか?
経験者・未経験者ともに聞かれることが多い質問です。
介護と言っても様々な種類があり、仕事も多岐に渡るうえに丁寧な気配りや配慮が求められる場面が多くあります。
挫折して早期退職してしまう人が多い中で、長期にわたって働くことができる人なのかを見極めるために聞かれることがあります。
ここでは志望動機に関わる内容を答えるようにしましょう。
<例> 私が介護職を選んだ理由は、祖父が施設に入所した際に声をかけてくださった介護職員の方がすごく親切で優しくて、あこがれたのがきっかけです。最初は施設に入るのも嫌がっていた祖父も段々楽しそうに過ごすようになって、面会に行くたびにすごく丁寧な介護をして下さっているのを感じて、こんな介護士になりたいと福祉系高等学校で介護福祉士の資格を取得しました。 4年間特別養護老人ホームで介護職をしていましたが、結婚を機に引っ越し、通勤が困難になり退職しました。 御社では利用者とのレクリエーションに力を入れており、コミュニケーションを大切にしているとの事で、志望いたしました。 |
目標やキャリアプランはありますか?
やる気やモチベーションの高さを量っています。
具体的な目標と、その目標のために何をするのかという事を答えましょう。
<例> 現在消化器内科を担当して5年目となるのですが、御院は力を入れているがん治療にも役立つ消化器内視鏡技師の資格を取得したいと考えております。内視鏡室での2年以上の実務経験は既に有しておりますので、御院にて消化器内視鏡の介助を努めつつ、勉強していきたいと思います。将来的には新人看護師の教育にも携わって行きたいと思います。 |
あなたが仕事をする上で大切にしていることはありますか
どのような業務に携わりたいのか具体的な例を挙げて説明しましょう。ライフワークバランス等プライベートなことをいれてしまうと、自分本位でモチベーションが低い人と思われてしまうので避けた方が良いでしょう。
<例> できるだけ患者さんに寄り添って何でも相談できる相手であることを大事にしています。消化器科の入院病棟で働いていて毎日忙しさのあまり仕事を円滑に進めることに目が行きがちで、患者様から声をかけられてやっと不安に思っている気持ちに気づくことが何度かありました。入院している方は誰だって不安を抱えながら病と闘っている方ということを忘れず、気軽に話しかけられるような雰囲気づくりや声掛けを心がけています。 |
まとめ
面接で急に聞かれると答えに詰まってしまったり、焦って思ってもいないことを話してしまうかもしれません。
できる限りいろんな質問への対策をしておくと、不意な質問に焦らず対応できます。
内容はもちろん見られますが、同様に人柄や受け答えの様子も重視されます。
相手が砕けた態度でカジュアルな雰囲気になったとしても、丁寧な態度と言葉遣いは崩さないようにしましょう。