求人
クチコミ
あなたの上司
あなたの上司「間山 卓也」さんのインタビュー
施設インタビュー
公開:2025.04.16
更新:2025.04.16

在宅ケアのニーズが増すなか、その一翼を担う訪問介護士に注目が集まっています。 今回は、キャリソル株式会社訪問介護ステーションに勤務しているスタッフ「間山 卓也」様にお話し伺いました。 訪問介護のやりがいや大変さ、想いについて伺いました。 |
---|
目次
1、間山様はどういった役職でしょうか2、こちらに就職されてどのくらい経ちますか、またここを選んだ理由を教えてください。3、働くうえで大切にしていることは何ですか?4、ここに向いている人はどのような人でしょうか5、今後入社してくる方にはどんなことを期待していますか間山様はどういった役職でしょうか
私は現在、訪問介護ステーションでサービス提供責任者、いわゆる“サ責”として働いています。それに加えて、スタッフの教育担当も兼任しています。現場で実際にご利用者様のケアに入ることもありますが、主な役割は、ヘルパーの業務管理や支援の調整、そして新人の指導やスキルアップ支援などです。
サービス提供責任者の仕事は、訪問介護の要とも言える存在です。まず、ご利用者様やそのご家族、そしてケアマネジャーさんとしっかり話し合いをしながら、「どのような支援が必要か」「どういう形で生活をサポートしていくか」を整理します。そして、それをもとに訪問介護計画書を作成し、それに沿ってスタッフを配置していきます。利用者様の身体状況や生活環境は刻々と変わっていくので、ヘルパーからの報告をもとに、こまめにサービス内容を見直したり、関係機関と連携を取ったりもします。
教育担当としては、新人さんの同行指導、業務マニュアルの整備、OJTの実施、勉強会の企画なども行っています。訪問介護は、一人でご利用者様の自宅に伺う仕事ですから、正確な知識と判断力、そして何より「人と信頼関係を築く力」が求められます。でも、経験が浅いうちは不安も大きいと思います。だからこそ、私自身が現場で学んできたことをしっかりと伝えていくこと、質問や悩みを気軽に話せる関係づくりを意識しています。
また、スタッフが安心して働き続けられるよう、心のケアやチームビルディングにも力を入れています。ヘルパーさん同士のコミュニケーションがうまくいっていないと、仕事の効率だけでなく、利用者様への支援の質にも影響します。ですので、定期的にミーティングを開いたり、現場の声を管理者に届けたりして、働きやすい環境づくりにも取り組んでいます。
現場の最前線で支援をする“プレイヤー”でありながら、チームをまとめて育てていく“マネージャー”でもある、それが、今の私の役割です。
こちらに就職されてどのくらい経ちますか、またここを選んだ理由を教えてください。
私は6年目になります。
この訪問介護ステーションを選んだ理由は、大きく分けて2つあります。ひとつは、「人を大切にする社風」に強く共感したこと、もうひとつは、「ここなら自分の経験を活かして、次のステップに進める」と感じたことです。
前職でも介護の仕事をしていましたが、どちらかというと「業務優先」「時間重視」といったスタイルで、職員の育成やチームづくりにまでなかなか手が回らない状況でした。もちろん、それぞれの職場には事情があります。ただ私は、もっと「人と人との関係」を大切にするケアを実現したい、そして「働くスタッフが安心して長く続けられる環境づくり」に関わっていきたいという思いが強くなってきたんです。
そんな時、この職場の求人に出会いました。面接の時、管理者の方とじっくり話す機会があったのですが、「人材は“育てる”のではなく、“育ち合う”ものだと思っているんです」という言葉が、とても印象的でした。ここには、スタッフ一人ひとりを大切にする風土があり、現場の声を柔軟に取り入れながら、組織として成長していこうという前向きな姿勢がありました。「ここなら、自分がやりたかったことが実現できるかもしれない」と素直に思えたんです。
もうひとつ、私にとって大きかったのは、「教育担当を任せたい」と言っていただけたことです。これまで積んできた現場経験や、後輩を育てる中で得た気づきや工夫が、役に立てるかもしれない、そう思えることが、自分にとってのやりがいにつながりました。
今では、ただ働くだけではなく、「どうすればスタッフが育つか」「この職場をより良くするにはどうすればいいか」と、チーム全体を見渡す視点を持って日々働けています。現場も、管理も、教育も、全部に関われるこの環境は、今の自分にとってとても刺激的で、成長の機会を与えてくれる場所だと思っています。
働くうえで大切にしていることは何ですか?
私がこの仕事をするうえで一番大切にしているのは、「相手の立場に立って考えること」です。これは、利用者さんに対しても、一緒に働くスタッフに対しても同じです。介護というのは、相手の暮らしの中に“入っていく”仕事です。どんなに専門知識や技術があっても、「この人は今、どうしてほしいと思っているんだろう」と想像し、寄り添う気持ちがなければ、ただの“作業”になってしまうと思っています。
訪問介護は、利用者さんと1対1で関わる時間が長く、信頼関係がとても重要です。ほんの小さな声かけや表情の変化に気づくことが、その方の生活を守ることにもつながります。私は常に、「この人の人生の一部分に関わらせてもらっている」という意識を持ちながら接するようにしています。
そしてもうひとつ、大切にしているのは、「スタッフ同士がお互いを尊重し合える関係づくり」です。私は今、教育担当として新人スタッフの育成にも携わっていますが、新人さんが自信を持てるようになるには、技術や知識以上に「安心できる環境」が必要だと思っています。困ったときに「助けて」と言える、分からないことを「分からない」と言える、その雰囲気を作るのが、サービス提供責任者としての私の役割のひとつだと考えています。
介護の現場は、時に体力的にも精神的にも負担がかかる仕事です。だからこそ、「ひとりじゃないよ」と伝え続けること、そして自分自身も常に学び続ける姿勢を持ち続けることを大事にしています。利用者さんのためにも、仲間のためにも、自分自身が誠実であること——それが、私の仕事の原点です。

ここに向いている人はどのような人でしょうか
うちの訪問介護ステーションに向いている人を一言で表すなら、「人とのつながりを大切にできる人」だと思います。技術や知識よりもまず、利用者さんやスタッフ同士に対して思いやりを持って接する姿勢があること。これは私たちの現場で一番重視している価値観です。
訪問介護は、一人で現場に出る仕事なので「孤独な仕事」というイメージを持たれがちですが、うちの施設では「チームで支える」ことをとても大切にしています。新人さんには必ず先輩が同行してフォローしますし、スタッフ間の情報共有もこまめに行っています。だからこそ、「一人で頑張ろう」と気負うのではなく、「助け合いながら成長したい」と思える人が、この環境にはとても合っていると感じます。
また、うちの施設は教育体制に力を入れているのも特徴です。未経験から始めたスタッフも多く在籍していて、みんなで学び合いながらスキルを高めていける雰囲気があります。ですので、「分からないことを素直に聞ける人」「学ぶことに前向きな人」にはピッタリの環境だと思います。
もうひとつ挙げるとすれば、「人の暮らしに興味がある人」も向いています。訪問介護は、利用者さん一人ひとりの人生や生活に深く関わる仕事です。決められた手順をこなすだけではなく、「この方は何が好きなんだろう」「どうすればもっと安心して過ごせるだろう」と想像しながら、丁寧に向き合える方には、やりがいを感じてもらえると思います。
うちはとても温かい職場で、年齢や経験に関係なく、「チームの一員として大切にされる」文化があります。そんな環境で、誰かの人生に寄り添う仕事がしたい方、仲間とともに成長していきたい方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
今後入社してくる方にはどんなことを期待していますか
まず最初にお伝えしたいのは、「完璧じゃなくていい」ということです。経験がなくても、ブランクがあっても構いません。私たちが本当に求めているのは、「相手のことを思いやる気持ちを持っている方」です。介護の現場では、技術や知識も大切ですが、それ以上に「この人のために自分に何ができるだろう」と考える姿勢こそが、一番の力になります。
私自身、教育担当として新人スタッフに関わる中で、最初は自信がなかった人が、少しずつ表情や声かけが変わっていく姿をたくさん見てきました。大切なのは、最初からできるかどうかではなく、できるようになりたいという気持ちがあるかどうかです。だからこそ、「わからないことをそのままにしない」「まっすぐに学ぶ姿勢がある」というのは、とても大きな強みだと思っています。
また、訪問介護の現場は、利用者さん一人ひとりの生活スタイルや価値観に合わせて支援する、奥の深い仕事です。マニュアル通りにいかないことも多いので、柔軟に対応できる力、そして自分で考えて動く力も、少しずつでいいので育てていってほしいと期待しています。
そして何より、チームの一員としての自覚を持っていただけると嬉しいです。訪問介護は個人プレーのように見えて、実は多職種との連携が非常に重要です。だからこそ、「報告・連絡・相談」を大切にできる人、仲間の声に耳を傾けられる人は、信頼される存在になれると思います。
私たちのステーションは、お互いを認め合い、支え合える雰囲気がある職場です。これから入ってくる方には、その中に自然と溶け込んでもらって、一緒に成長しながら、良いチームをつくっていけたらと思っています。「自分を活かしたい」「誰かのために働きたい」そんな気持ちがある方であれば、きっとここでやりがいを感じられるはずです。