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あなたの上司
あなたの上司「馬場 大地」さんにインタビュー
施設インタビュー
公開:2025.04.18
更新:2025.04.18

高齢化社会が進む中で在宅での生活が困難な要介護状態の高齢者が入居できる特別養護老人ホーム。 ますます必要性が高まる中、特別養護老人ホーム「キャリソル園」で介護士として働く馬場大地さんに実際のお仕事や職場の雰囲気などについてインタビューしました。 |
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目次
1、馬場様はどのような立場、お役職なのでしょうか。2、「キャリソル園」はどのような職場ですか?3、新人教育で気を付けていることはありますか?4、ここに向いている人はどのような人でしょうか?5、これから入社する方には何を期待しますか?馬場様はどのような立場、お役職なのでしょうか。
特別養護老人ホームでユニットリーダーを務めています。
ユニットリーダーとして、10名ほどの入居者様が暮らすユニットの運営を担当しながら、新人職員の育成やOJT(現場研修)にも力を入れています。
介護の質を高めることと、職員みんなが働きやすい雰囲気を作ること、その両方が僕の役割です。
ユニットリーダーは特別養護老人ホームにおいて現場の中核を担う介護職のリーダー的存在です。
1つのユニット(10名程度の入居者が生活する小規模な生活単位)を任され、介護の質の維持と向上、スタッフ間の連携、新人職員の育成など、さまざまな役割を担います。
新人教育については、日々の業務の中でOJTを通じてマンツーマンで指導することが多く、
新人が安心して現場に馴染めるように、声かけやフォローを丁寧に行うのも重要な仕事のひとつです。
また、施設によってはユニットリーダーが主任やリーダーといった管理職候補のポジションにあたる場合もあり、
単なる介護実務だけでなく、「人を育てる」視点が求められる責任ある役職です。

「キャリソル園」はどのような職場ですか?
そうですね……ひと言で言えば、「人を大事にする職場」ですね。
それは入居者様に対してもそうですし、スタッフに対しても同じ。
「まずは職員が安心して働ける環境を整えよう」という雰囲気が、施設全体にあるんです。
介護の現場って、どうしても忙しくなりがちですし、慣れないうちはプレッシャーもあると思うんですが、
うちの園では、「困ったときに一人にしない」というのが自然に根づいているんです。
誰かが手が回らなそうだったら、声をかけ合ってフォローするのが当たり前というか。
「みんなでやる介護」という意識が強いですね。
新人さんにとってもすごく入りやすい職場だと思いますよ。
OJTでは、こちらからも積極的に声をかけて、質問しやすい空気をつくっていますし、
失敗しても「大丈夫、やってみよう」という前向きな声かけを心がけています。
それに、うちは若いスタッフからベテランまで幅広く在籍していて、いろんな視点があるんですよ。
自分の意見も言いやすいし、「こうしたらもっと良くなるかも」という提案も歓迎される。
だから、自分らしく働きながら成長できる職場だと思います。
新人教育で気を付けていることはありますか?
新人教育で一番気を付けているのは、「一人ひとりのペースに合わせて指導すること」です。
介護の仕事は技術的な部分も大事ですが、それ以上に「なぜその作業が必要なのか」を理解してもらうことが大切だと感じています。
そのため、最初は基本的な業務の流れを教えながら、しっかりとその意義や目的も伝えるようにしています。
また、「失敗を恐れない環境作り」にも力を入れています。
介護の現場ではどうしてもミスが発生することが多いので、失敗をしたときには責めず、次にどうすればよいか一緒に考え、改善策を見つけることを大事にしています。
失敗を学びに変え、自信を持って成長してもらうために、常に前向きなフィードバックを心がけています。
さらに、定期的に振り返りの時間を設け、進捗を確認したり、不安なことを共有したりします。
これにより、新人さんが感じている不安や悩みを早期に把握し、適切なサポートを提供できるようにしています。
最終的には、チーム全体で新人を支え合いながら、入居者様に最良のケアを提供できるような職場環境作りを目指しています。
ここに向いている人はどのような人でしょうか?
ここ「キャリソル園」に向いている人は、「人とのコミュニケーションが得意で、協力し合いながら仕事を進められる人」だと思います。
入居者様一人ひとりに寄り添ったケアをしているので、相手の気持ちを理解し、細かい変化に気づく力が必要です。
例えば、ある新人のスタッフが、ある入居者様が普段と違う表情をしていることに気づき、すぐに声をかけてくれたことがありました。そのおかげで、すぐにスタッフが対応し、問題を早期に発見できたんです。こうした「細かな気配り」ができる人が、ここで活躍できると思います。
また、介護の現場では、チームで協力して仕事を進めることが非常に重要です。
私が入職して初めて忙しいシフトで他のスタッフと一緒に仕事をしたとき、予想以上に忙しく、手が回らない時がありました。
そのとき、周りのスタッフが手を差し伸べてくれて、みんなで協力し合って乗り切れたんです。その経験があったからこそ、今でも「みんなで協力して仕事を進める」大切さを実感しています。
「協力し合うことが好きな人」、つまり、仲間と助け合いながら仕事を進められる方がここに向いていると思います。
さらに、介護の仕事は日々成長を求められます。私たちが新人スタッフに意識しているのは、失敗してもそれを成長の糧にできるかどうかです。
ある若いスタッフが最初は緊張して、ケアの流れを覚えるのに苦労していたのですが、毎日少しずつ積み重ねて、入居者様への対応がとても落ち着いてできるようになりました。そのスタッフは、「もっと入居者様に寄り添いたい」という思いが強く、**「成長意欲がある人」**がしっかりと活躍できる場所だと思います。
そして、柔軟性が大事だという点もあります。予期せぬ出来事に対応するためには、臨機応変に対応できる力が必要です。
例えば、入居者様の急な体調の変化に対応した時、慌てず冷静に判断できたスタッフがいました。
そのスタッフは、状況を素早く把握し、最適な対応をしました。
こうした柔軟に対応できる人がいることで、チーム全体がスムーズに動けるのだと思います。
これから入社する方には何を期待しますか?
これから入社する方には、「積極的に学ぶ姿勢」を持ってもらいたいと思っています。
介護の仕事では、最初は技術的な部分や業務の流れに不安を感じるかもしれませんが、分からないことがあったら遠慮せずに質問してほしいです。
私も新人の頃、先輩に何度も聞いて、その都度アドバイスをもらうことでスキルが向上しました。そのため、「学ぶ意欲」**はとても重要です。実際、最近入社したスタッフの中でも、最初は不安そうにしていたものの、日々積極的に学び続けて成長を感じています。
技術面では、基本的な介護技術はもちろん、「応用力」や「臨機応変に対応する力」が求められます。
例えば、食事の介助ひとつとっても、入居者様によって飲み込みの状態が異なりますし、体調が悪いときは普段のケアとは少し違った方法を取る必要があります。
そうした場面で柔軟に対応できることが、技術的な成長に繋がります。また、例えば転倒防止や移動支援の際、状況によってどんな介助方法が最適かを考え、実践できることが大切です。
そのためには、「基本的な技術をしっかり習得し、それを臨機応変に応用できる力」を期待しています。
また、「チームワーク」もとても大切です。
介護はチームで協力し合いながら進める仕事なので、他のスタッフとの連携を大事にしてほしいです。
実際、ある日、急に体調が悪化した入居者様がいらっしゃった時、私たちスタッフはチーム一丸となって対応しました。
そのときのように、みんなで協力し合いながら問題を解決する力が求められます。「協力し合うことが好きな人」、または**「周囲とコミュニケーションを大切にする人」**は、ここで活躍しやすいです。
さらに、介護現場では予期せぬ状況がよく起こるため、「柔軟性」が重要です。
例えば、急な変更やスケジュールの変更があっても冷静に対応できる力が求められます。
こうした柔軟に動ける力は、経験を重ねることで養われますし、その柔軟性を大事にしてくれる方に入ってきてほしいと思います。
そして、最も重要なのは、「入居者様への思いやり」です。
入居者様が最も安心できる環境を作るためには、何よりその人の気持ちを尊重することが必要です。
例えば、ある入居者様がリハビリを嫌がるとき、その気持ちに寄り添いながら、どうにかして励ます方法を考えることが大切です。
そのように、「技術的な面だけでなく、心のケアも大切にする」という姿勢が必要です。
